業務ソフトにおける利用権と再現可能性の分離
ゲームの物理媒体廃止をめぐる議論は、デジタル財が「買ったもの」から「認証通路を通って利用できる状態」へ移る構造を示している。この構造は、GIMCALCのような業務ソフトにも接続できる可能性がある。業務ソフトでは、ソフトを購入したかどうかだけでなく、過去データを保持できるか、計算根拠を後から確認できるか、同じ条件で再計算できるか、サービス終了時にも業務を継続できるかが重要になる。利用権がアカウント・ライセンス・サーバー認証・契約状態へ依存するほど、業務上の所有感と実際の運用継続性の間にズレが生じる。GIMCALCにおいても、利用権だけでなく、離脱回路、保存回路、再計算回路、証跡保持回路の残し方が観測対象になる。