AIによる意見集約後に残る採否経路の不可視性
ある政党のブロードリスニングでは、AIを用いた意見収集・分類と、集めた論点を国会質問や政策へ接続した事例が確認できる。一方、公開情報からは、収集された意見のうち何が採用または不採用となったか、どの評価基準が用いられたか、党内の誰が最終判断を行ったかは確認しにくい。AIによって意見や論点の入力面が見えやすくなった後も、採否と決定の経路は別の不可視領域として残っているように見える。また、政党支持率には政策、党首、候補者、政局、報道、他党との比較などが重なっており、ブロードリスニングの導入や政策接続との直接的な因果は分離できない。