大量提案市場では案件適合性と選定可能性が分離する可能性
Excel、Access、FileMaker、既存業務移行、紙業務のシステム化などを対象とする案件が複数確認された。少人数利用、既存フォーマット継続、買い切り、局所的な自動化、一部分からの試作といった条件を持つ案件も観測された。一方、個別案件には数十件単位の提案が集まり、220万円規模の案件では観測時点で200件を超える提案が表示されていた。提案数が多数に達した場合、発注者が各提案をどのように比較・選定しているかは外部から確認できない。関係者からは、過去取引、紹介、実績、画面モックなど、提案本文以外の情報が判断材料になる可能性が指摘された。また、募集終了付近で提案数が増加する事例も観測されたが、表示位置を狙った戦略、締切による行動同期、その他の要因のいずれによるものかは未確定である。この市場では、案件内容だけでなく、需要の表現、予算、技術条件、提案数、提案増加、募集終了後の選定結果、採用者属性、提示形式などを継続的に観測することで、需要と選定条件の時系列差分を取得できる可能性がある。